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2013年度 第29回 ACAP消費者問題に関する「わたしの提言」表彰式

今回で29回目を迎えたACAP「消費者問題に関する『わたしの提言』」に74作品の応募が集まりました。

今年の最優秀作「内閣府特命担当大臣賞」に見事輝いたのは、明治安田生命保険相互会社に勤務される佐藤喜次さんです。優秀作 「ACAP理事長賞」には、日本女子大学で非常勤講師をされている加藤絵美さんを代表とするグループが受賞されました。入選には大阪教育大学教育養成課程4回生の杉村千聖さん、大阪ガス株式会社に勤務される楠井祐子さん、エステー株式会社に勤務される小林彰さんの3名が選ばれました。

受賞作品の全文はこちらをご覧ください。

おめでとうございます 記念写真 於会場

応募状況や審査経過を
報告する
谷一委員長

受賞作品の講評をされる全国消費生活相談員協会の吉川理事長

1月21日(火)、アルカディア市ヶ谷(東京・九段北)にて開催されたACAP新春講演会に受賞者の皆さまをお招きし、表彰式が執り行われました。入選の杉村さんは奈良県から、楠井さんは大阪市からお越しいただきました。
表彰式では、ACAP消費者啓発委員会・谷一暢樹委員長が応募状況や審査結果の報告を行い、公益社団法人全国消費生活相談員協会・吉川萬里子理事長より受賞作品のご講評をいただきました。
表彰式では消費者庁・川口康裕審議官より、内閣府特命担当大臣賞を受賞された佐藤さんへ表彰状と副賞が授与されました。続いて心地よい緊張感のなか、佐分正弘ACAP理事長より、ACAP理事長賞の加藤さん、入選の杉村さん、楠井さん、小林さんへ、それぞれ表彰状と副賞が授与されました。
その後、川島委員と中尾委員による受賞者インタビューが行われました。受賞の喜びの声、提言にまつわる思いを、それぞれの受賞者が二人のインタビュアーの質問に熱く答えられる姿に惜しみない拍手がおくられました。それぞれの受賞者の消費者問題や消費者教育にかける思いが表彰コメントでも大いに伝わる表彰式となりました。  

 

 

各受賞者のコメント

内閣府特命担当大臣賞 佐藤 喜次様

「この論文はこれまで考えていたことを文章にまとめたものです。受賞により自分自身の考えに少し自信を持つことができました。ありがとうございました」
「私は最近、定年を迎え、妻と買い物などをするときに自分も消費者だなと感じます。我々企業人も会社を離れれば一人の消費者です。今回の論文はこれから企業が取り組むべきことを書きました。企業で消費者教育を行うためには、やはり推進力、機動力となる組織が必要だと強く思います。消費者教育を進め、消費者市民社会として発展していけば企業に対するクレームは減っていくのではないかと考えます」

ACAP理事長賞 加藤 絵美様(グループ執筆者代表)

「今回はグループで応募しました。一緒にこの論文を作成した友人に感謝しています」
「消費生活に関連する資格所有者が2万人ほどいますが、皆が消費生活に関する仕事に就いているわけではありません。消費者教育主事制度の創設が、資格所有者の活躍できる場の提供につなげられるのではないかと思いました。その思いが社会教育主事制度をモデルにした消費者教育主事制度の創設に至ったアイデアの原点です。ありがとうございました」

入選 杉村 千聖様

「入選と伺い大変うれしく思っています。指導いただいたゼミの先生や家族、友だちに支えられてここに立たせていただいていると思っています。来年度から大学院に進学します。このうれしさと感謝の気持ちを忘れずに、これからもがんばります。ありがとうございました」
「私は教育大学に在籍していますが、他の学生と話していると『消費』について学校で教える必要はないのではないか、それは家で親が教えることなのではないかと言います。しかし、親と子どもの世代では、物を買うということを一つとっても変わってきています。知らないことは教えられません。『消費』を専門的に学んできた人がやはり教えるべきで、その教えの場として学校でできることはないかと考えて論文を書きました」

入選 楠井 祐子様

「ありがとうございます。勤務先の仕事で小学校への環境教育などを行っています。今回のテーマも仕事でかかわる先生方との話題になればよいと思い、いろいろ調べたものをまとめたものです。入選という連絡を受けて、大変うれしく思っています」
「以前と子どもの遊びとおもちゃが本当に変わってきたと強く感じます。オンラインゲームに代表されるように、遊んでいる過程で取引や他人とコミュニケーションが発生するということです。それを理解して親が子どもに使わせているかというと、そうではない現実があります。今の未成年者たちは、ネット世界とのかかわりなしでは生きていけない世代です。非対面の取引や決済がどのようなものなのか、また、個人情報や著作権などコミュニケーションでトラブルを起こしかねないことの情報などを早いうちから教えないといけないと実感しています。事業者は未成年者が社会と接する機会をオンラインゲームが与えてしまっているということを認識いただき、社会的責任を意識し、未成年者が知っておくべきこと学べるようゲーム会社らしいコンテンツを開発し、社会に貢献いただけたらと思っています」

入選 小林 彰 様

「このたびは栄えある賞をいただきましてありがとうございます。これまでご指導いただいた先輩や多くの方に感謝したいと思います」
「消費者教育というと何をどこで、どのような形で機会を提供するかというところに目がいきがちです。私は消費者がいかに主体性を持ち、能動的に行動するかということが大事だと思います。自分の子どもが今年受験生で英検や漢検などを受験しています。私立高校では英検などの結果がプラス評価になるところがあります。それを知り、ヒントにして今回の論文の消費生活検定導入に結び付けました。ありがとうございました」

 

表彰式の模様

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