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第25回ACAP「消費者問題に関するわたしの提言」 表彰式


25回目を迎えたACAP「消費者問題に関するわたしの提言」。学生からの応募数が大きく増えたこともあり、昨年度に比べ、約2倍となる128編の応募が ありました。厳正な審査の結果、残念ながら、今回は最高賞である内閣府特命担当大臣賞の受賞はありませんでしたが、ACAP会長賞1作品、佳作3作品が決 定いたしました。
ACAP会長賞を受賞されたのは、事業コンサルタントの中島秋津子氏。佳作は、東京経済大学経営学部2年生の櫟山紫織氏、会社員の高井聖子氏と西尾光則氏が受賞されました。
入賞者の表彰式は、1月13日にアルカディア市ヶ谷(東京・市ヶ谷)で開催されたACAP東京例会において行われました。
当日は日本列島に強い寒気が流れ込み、西日本や北日本で大雪の天気。ACAP会長賞の中島秋津子さんがお住まいの鹿児島県でも積雪があり、飛行機が欠航 にならないかどうか心配しましたが、前日から東京に来られていたとのことで、関係者一同ひと安心。やや新幹線が遅れたようですが、西尾光則さんは大阪府か ら、高井聖子さんは愛知県からそれぞれ会場に到着されました。大学生の櫟山紫織さんは、テストを終えてから会場にお越しになりました。
4名の受賞者には、 巖ACAP会長より表彰状が手渡されました。その後行われた受賞者インタビューでは、受賞の喜びや論文を書くきっかけが紹介され、大きな拍手とともに、ユーモアを交えて語る受賞者の言葉に、大きな笑い声も響きました。

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●中島秋津子氏

「表彰式にお招いいただき、また賞をいただきありがとうございました。鹿児島で、起業を支援する仕事をしている中で、消費者の意識の変化を感じ、論文とい う形にできただけで満足していました。それが賞までいただいてたいへんうれしく思っていますし、励みになります。論文は最初にソーシャル・コンシューマー というコンセプトが頭に浮かんだことがきっかけです。消費に物語を求めるだけでなく、エコ活動のような社会的な課題解決につながる行動を取る消費者が、自 分を含めて増えていることから、この論文を考えていきました。消費者と新しい価値を生み出す企業の関係が変わってきていると思います。互いによいより何か を生み出し、社会がよりよくなるような活動が増えていくことを願っています。私も鹿児島でがんばっていきます」と力強く語られました。

 

●櫟山紫織氏

「受賞の知らせは携帯電話の留守番電話で聞きました。すぐに提言の募集を教えていただいたゼミの先生に伝えに行きました。うれしい気持ちでいっぱいです。 クチコミはインターネット上から見ると不透明です。それが正しかどうかは自分が経験してみないとわかりません。いかに透明性の高いものにしていくか、文章 にまとめ、説得力のある内容にするのに苦労しました。うまく書けていませんが、一生懸命書いたので、その点は自信があります」と学生らしくフレッシュに語 られました。

 

●高井聖子氏

「締め切りの5日ほど前に起きたある出来事をきっかけに、交錯した思いをぶつけたように書いた論文なので、あまり具体的な提言という形にはなっていません が、考えを文章にまめとられたのは本当によかったです。ここ数年、食の不祥事が続き、どこの企業も食の安全、安心に対する社内のルールが厳しくなっていま す。同時に経費節減にも努めています。その中で、単にコンプライアンスやルールを守ることをいうだけなく、ルールを守るためにほかのルールとの整合性や作 業性を見ていくように心がけています」と、消費生活アドバイザーでもあることから所属企業での役割について語っていただきました。

 

●西尾光則氏

「賞をいただくのは小学生のときの交通安全標語以来でうれしく思っています(会場爆笑)。前職の情報通信会社でインターネットの利用規約を作る仕事をして いました。企業だけが得するものでなく、利用者にも理解してもらえものがあるのではないかと思っていました。家庭ではインターネットを利用して私は買い物 をしますが、妻は一切利用しません。理由は「だまされる」「うさんくさい」と意識があるからで、まだインターネット上の売買にはそういった意識が消費者に は残っています。一度インターネットで、あるキャラクターの子供のおもちゃを購入したら、その後、そのキャラクターの商品の案内を見て、子供がほしがりま す。自分の子供が大きくなったとき、もっと情報通信は進みますし、携帯でいろいろ便利な世の中になると思います。子供が大人になったときに、どんな世の中 であればよいかと思いながら書きました」と、お子さまの将来を思いつつ、パーソナライゼーションの在り方について提言されたことを紹介されました。

 

引き続き行われた賀詞交歓会の席では、受賞者を囲む輪の中で、多くの方が感想やねぎらいの言葉をかけていました。 来賓として挨拶をされた内閣府大臣政務官の泉健太衆議院議員からは、「政務三役で論文を読みたい」という言葉をいただきました。 急遽、ご欠席された福島みずほ内閣府特命大臣から届けられたメッセージにも受賞を祝う言葉をいただき、受賞全員、感銘を受けていました。

おめでとうございます。今後のいっそうのご活躍をお祈りしております。