第34回2018年ACAP消費者問題に関する「わたしの提言」表彰式
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1 月16日に開催されたACAP新春講演会&賀詞交歓会において、2018年ACAP消費者問題に関する「わたしの提言」の受賞者の発表と表彰式が執り行われました。34回目となる今回は、6つの募集テーマで提言を募ったところ、72作品の応募があり、厳正なる審査の結果、6作品が受賞作に選ばれました。
また、試行期間の初回を含め4年目を迎えた中学生を対象とした「消費生活に関する作文コンクール」は、応募総数が551作品にのぼり、表彰式では最優秀賞1名、優秀賞1名、入選3名が紹介されました。
受賞作品の全文はこちらをご覧ください。

表彰式では、まずACAP消費者啓発委員会の谷一暢樹委員長から応募状況や審査結果の報告がありました。続いて審査委員を代表して日本消費者教育学会の東珠実会長より、各受賞作について示唆に富んだ講評をいただき、受賞者の皆さんはコメントに、熱心に耳を傾けられていました。また、東珠実会長からACAP消費者問題に関する「わたしの提言」に対して、「消費生活の未来」を創り出す提言を幅広く集め、そして実現につなげていく大事な役目を担っていけるものと確信している、との力強いお言葉をいただきました。
受賞者への授与では、消費者庁の岡村和美長官から最優秀賞「内閣府特命担当大臣賞」を受賞した村田弘子さんへ表彰状と副賞が授与され、島谷克史理事長からは優秀賞「ACAP理事長賞」の渡橋恭子さん、入選の安住壮太さん、武田咲枝さん、濱津弘美さん、松木貴史さんへ表彰状と副賞の授与が行われました。
恒例となった受賞者インタビューでは、各受賞者の方から受賞されたお喜びの声や提言に関するご苦労、ポイントが披露され、列席された来賓、会員の皆さまから大きな祝福の拍手が鳴り響きました。
最後に受賞者の皆さんで記念撮影を行い、第34回2018年ACAP消費者問題に関する「わたしの提言」表彰式は締めとなりました。受賞された皆さま、本当におめでとうございました。
受賞者のコメント
最優秀賞 内閣府特命担当大臣賞

村田 弘子 様
「講座は県内の4施設で実施しています。受講する子どもたち、子どもたちを支援している皆さまと共に、この喜びを分かちあいたいと思います。私の講座は『幼児期から始める』、『自分で考えて行動する』、『継続する』がポイントです。これを具現化するために子どもたちにミッションを与えています。毎回、テキストに分かりやすくミッションを書く工夫をしています」
優秀賞 ACAP理事長賞

渡橋 恭子 様
「オリンピックにおける調達、消費の在り方に着目し、大会をきっかけにフェアトレードが推進され、消費者市民社会が実現される力となればと考え、提言いたしました。複数の企業が少量ずつでもオリンピック関連のフェアトレード商品を扱い、フェアトレードの動きが広まることを期待しています」
入選

安住 壮太 様
「このような賞をいただきまして、本当にうれしく思っています。昨年、大学で卒業研究のテーマを決める際、たまたまテレビで詐欺についてのニュースを観ました。詐欺の被害は全然減っていない。なぜ、減らないだろうかと、疑問を持ったことがこの研究を始めたきっかけです」

武田 咲枝 様
「5年前に、現役の消費生活相談員でグループを作りました。やる気があっても資金がない、教材がない、そういった相談員の悩みを解決するために、手作りの教材を作成し、啓発活動を行っています。全国の相談員は同じような悩みを抱えていると思います。その一助となればと思い、提言いたしました」

濱津 弘美 様
「震災の後、停電や断水が起きたら、どうしようと思うことが増えました。これは災害の経験から得たことです。災害時には、もちろんその場所が安全で、体が無事であることが前提とはなりますが、自身が持つもの、そして持っている知識で、まず生き延びる計画を立てることが大切であると考えています」
松木 貴史 様
「前回、木更津市の消費生活相談員の提言が最優秀賞をいただきました。素晴らしい賞をいただいたセンターの宿命として、その後の報告をする責任があると考えました。これが、今回、応募した動機です。ぜひ、前回の論文と合わせてご覧いただきたいと思います」
(表彰式ご欠席のため、コメントを代読)